VPNという言葉を、
聞いた事があるでしょうか？
VPNとは、
ネットワーク環境を構築する上で、
非常に重要な技術であり、
これが無いと、セキュリティ面で、
大変な事になるのですが、
もう少し噛み砕いて、解説します。
VPNとは？
VPNとは、
Virtual Private Networkの略で、
直訳すると、
仮想プライベートネットワーク。
昔は、暗号化通信を
行わなくても問題無かったのですが、
近年では、全ての通信で、
暗号化通信が必須の状況
になっています。
特に、フリーWi-Fiなど、
不特定多数の人が共有しながら、
利用するケースでは、
セキュリティ面で、
大きな問題をかかえています。
悪い人が、犯罪目的で、
フリーWi-Fiを設置し、
それを知らずに、接続した人から
情報を盗み取る事件もおきています。
また、個人で利用するWi-Fiでも、
カギをつけていない場合は、
誰でも簡単に接続できるので危険です。
こうした場合に、
自分の身を守ってくれるのが、
VPNです。
VPNという技術を用いる事は、
自分だけの専用回線を持つ事であり、
セキュリティの強化に
つながっているのです。
なぜ、VPNは安全なのか？
目に見えるものではない
VPNという技術が、
なぜ、安全であると断言できるのか？
不思議に思うかもしれません。
VPNは、やり取りする情報を、
外から一切見えない状態にする技術です。
もし、何の対策もしていない場合、
私たちのネット上のやり取りは、
全ての人に見られてしまいます。
例えるなら、透明の箱に、
現金を詰め込んでいるようなもので、
見る手段を持つ人からすれば、
盗み放題になるわけです。
この例で言えば、
ジュラルミンケースの役割が、
VPNというわけです。
何が入っているか、
分からない状態にしておき、
鍵も付いていれば、盗めないのです。
万が一、盗んだとしても、
そこから出てくるのは、
意味不明な文字の羅列です。
盗んだところで、
手も、足も、出せないのが、
VPNの良いところです。
お互いに鍵があればやり取りできる
意味不明な文字の羅列になる
VPN技術を使った場合、
どのように情報を受け取るのか？
送信者と、受信者が、
それぞれ、同じ鍵を持って、
それを利用する事で、
正しい情報を送受信できる仕組みです。
※現物の鍵ではありません
鍵を持っていない場合は、
意味不明な文字の羅列に終わり、
正しいルートでのみ、
開ける事ができるわけです。
もし、VPN技術が無ければ、
透明な箱に、現金を詰めている状態なので
平気でお金を盗まれてしまいます。
例えば、偽物の銀行ページに、
アクセスさせて、
本物のパスワードや、口座番号などを
入力させる手口もありますが、
そんな場合にも、
あなたを守ってくれるが
VPNなのです。
近年、ノマドワーカーや、
フリーランサーが増え、
カフェで仕事をする人が増えています。
こうしたカフェには、
ほぼ、フリーWi-Fiがありますが、
重要な仕事のやり取りを、
カフェで済ませる際に、
情報が流出してしまったら大変です。
一生をかけても、
償いきれない代償を負いかねません。
VPNという技術によって守られている
と言っても、過言ではないのです。
