海外移住を考える時に、
「日本人が多い国(エリア)はどこなんだろうか?」「それぞれ、どんなメリット、デメリットがあるのか?」
という疑問を持っている方は多いはず。
外務省が発表しているデータも踏まえてお伝えします。参考にしてください。
日本人が多い国は?(長期滞在者+永住者)
外務省が発表している、在留邦人数(長期滞在者数+永住者数)データは下記です。※2022年10月1日時点
国名 | 在留邦人数(合計) | 長期滞在者数 | 永住者数 |
アメリカ | 41万8,842人 | 19万5,582人 | 22万3,260人 |
中国 | 10万2,066人 | 9万7,926人 | 4,140人 |
オーストラリア | 9万4,942人 | 3万3,705人 | 6万1,237人 |
タイ | 7万8,431人 | 7万6,342人 | 2,089人 |
カナダ | 7万4,362人 | 2万3,852人 | 5万0,510人 |
イギリス | 6万5,023人 | 3万7,844人 | 2万7,179人 |
ブラジル | 4万7,472人 | 3,678人 | 4万3,794人 |
ドイツ | 4万2,266人 | 2万4,770人 | 1万7,496人 |
韓国 | 4万1,717人 | 2万6,713人 | 1万5,004人 |
フランス | 3万6,104人 | 2万3,532人 | 1万2,572人 |
全体で見ると、130万8,515人の日本人が海外で生活しており、おおよそ3人に1人が、アメリカで生活しているという事になります。
ありとあらゆるジャンルで、世界トップレベルであるアメリカは、今後も移住先の有力候補となりますから、しっかり検討したいところです。
日本人が多いエリアは?(長期滞在者+永住者)
外務省が発表している、在留邦人数(長期滞在者数+永住者数)データは下記です。※2022年10月1日時点
都市名 | 在留邦人数(合計) |
ロサンゼルス都市圏 | 6万5,044人 |
バンコク | 5万6,232人 |
ニューヨーク都市圏 | 3万8,263人 |
上海 | 3万6,614人 |
ロンドン都市圏 | 3万2,947人 |
シンガポール | 3万2,743人 |
シドニー都市圏 | 2万8,872人 |
バンクーバー都市圏 | 2万8,197人 |
ホノルル | 2万3,529人 |
香港 | 2万3,166人 |
第1位のロサンゼルスは、アメリカの中でも、気候、治安が良い事で有名な都市です。
また、ハワイが大好きな日本人特有とも言えるのが、第10位のホノルルでしょう。
ハワイは日本語が通じやすく、常夏の環境という事もあり、年配の移住者も多いようです。
日本人永住者が多い国は?
日本人の永住者が、1万人以上居る国は、ちょうど10カ国で、下記です
国名 | 日本人 永住者数 |
アメリカ | 22万3,260人 |
オーストラリア | 6万1,237人 |
カナダ | 5万0,510人 |
ブラジル | 4万3,794人 |
イギリス | 2万7,179人 |
ドイツ | 1万7,496人 |
韓国 | 1万5,004人 |
フランス | 1万2,572人 |
ニュージーランド | 1万1,783人 |
アルゼンチン | 1万0,781人 |
特徴的なのは、中国がTOP10に入っていない事です。
長期滞在者+永住者の国別ランキングでは、アメリカに次いで、第2位の中国ですが、永住者は4,140人のみです。
つまり、中国に滞在している日本人のほとんどが、留学or仕事での滞在という事。
この事実は知っておきましょう。
まとめ
仕事で海外に行っている方は、自分で滞在地を選べない場合がほとんどでしょうが、そうでなければ、いろいろな要素を加味して、移住先を決めたいところです。
・日本人が多い or 少ない
・ビザの種類、取得難易度
・言語、文化
・仕事
・家
・生活費(各種コスト)
・気候
あれこれ考えてしまうと、なかなか難しいですが、まずは、その国に行ってみる(旅行してみる)というところから始めると良いかもしれません。